【中学受験】早いタイミングから改善のため家庭教師を付けた方が絶対に良い3つの理由

合格への道

毎年毎年、5万人前後の子供たちが志望校に向けて6年生の冬に戦いへと臨みます。その中学受験の集大成に向けて、9月ぐらいから焦り動き出す保護者がいつも現れます。私は何度もお伝えしている通り、そのタイミングではとても遅いと思います。もっと早く、最善は入塾後からフォローを付けていった方が絶対に良い結果に繋がります。今回は早いタイミングから家庭教師を付けたほうが良い3つの理由を説明致します。

家庭教師を付けたほうが良い3つの理由

①本当の問題は知識ではなく習慣だから

学力・受験結果に直結していることが『知識』であると勘違いをしている保護者が沢山いらっしゃいます。しかし、本当に一番大事なことは『習慣』だと私は理解しています。逆に正しい習慣を持てているのであれば、知識は後からでもかなり何とかなります。

ではその習慣とは何なのかというと、正しく学び正しく反復し正しく続ける、ことと私は考えています。
中学受験の結果には様々な要素が絡みますが、私はこの習慣が最も大きく関わる要素と考えており、この習慣を得ることが中学受験での大きな結果だと捉えています。
大げさに言うとこの習慣が持てていることが今後の学生生活、ひいては社会に進出した際にも活躍できる人材になるための財産だと思っています。

ではこの習慣を得るために何故早いタイミングから家庭教師を付けた方が良いことに繋がるかと言うと、習慣を得るための最善の方法は時間を掛けて定着させることだからです。
何度も何度も繰り返し行いその結果それが当たり前になる、それが子供にとって一番負担が少なく済む方法です。これを最後の数ヵ月で作るとなると非常に負担が大きくなってしまいます。
だから、早いタイミングから習慣を作り学習を構築できるよう家庭教師を付けることが現在の中学受験環境では最善なのです。

②子供の能力はそれほど変わらないから

私は20年近く中学受験を指導してきております、大学生時代のアルバイトも含めると20年以上になります。その長い期間小学校高学年の子供たちと接してきて思う感想は、子供の能力は大人が思う程には差がないということです。これは講師の中でも、人によりだいぶ意見が異なりますが私は経験上そう思うということです。ただし、誤解の無きようお願いしたいことは誰でもαレベルや御三家・筑駒レベルまでイケるということではありません。

私はSAPIXに在籍していた期間に6年生α1〜Aコースまでレギュラー担当をしていた経験があります。確かにα1まで来ると才能と呼べるものもあるのだろうと感じることはあります。それでも全員が才能やセンスと呼ばれるようなものだけでそこまで行き着いたわけでは決して無いとも、同時に感じておりました。
逆にAコースでも同じで、能力が無くAコースにいるんだなと思うよりも強烈に感じたのは、『本当に全然勉強をしていないなー』です。
ここはしっかり保護者には認識して頂きたいことです。成績上位と下位との勉強量の違いは、皆さんが思う何倍も違います。最終的には何十倍にも達するのでは無いでしょうか。この現状のままで成績を上げたいと思うのはおこがましいと思って下さい。

能力以前に練習量が全く違うのだから、そもそも勉強量をせめて同じにしなければなりません。そうすると私の経験上どの子も成績は上がります。私が本気で指導した際に、たとえSAPIXであっても偏差50にはどんな子でも必ずたどり着きました。他塾で言えば、60近くまでは必ずたどり着きます。要は能力ではなく、まず正しい習慣を持てているかが成績に大きく影響を及ぼすからです。

補足を致しますと、子供の気持ちとしては『受験勉強はしたくない』というのが標準です。そういった精神的な側面と理解力や計算力などの能力的な側面は別問題ということです。
そういう意味では家庭教師を付けて、精神的な側面を成長させることが重要ということですね。

算数としての観点からオマケを言うと、解き方などの内容がいい加減で雑な内容で指導されるのも困るのです。子供は第一印象が強く残ります。そのため授業で雑な内容を教わってから、それを訂正をすることがとても時間と手間が掛かり非効率になってしまいます。その際には、必要な内容を先取りで教え授業で反復練習するということが必要になります。

これもまた、能力ではなく環境という観点から成績が伸びない要因とも言えると思います。

③塾に通うだけでは変わらないから

最後にお伝えする理由は現状の中学受験の環境では、塾に通うだけでは子供は変わらないからです。
何度もお伝えしている通り、成績に大きく関わる要素は習慣です。その習慣を構築することは現在の中学受験の環境を考えると非常に難しいと言えることでしょう。

特に成績が伴わない下位層の子供ほどこの問題は顕著です。逆に成績上位の子供であれば塾だけでも完走出来るかもしれません。

厳しい言い方をさせてもらえれば、この問題は保護者の保留したいからという思いによって起こりがちな事態です。塾に通うことで何とかなって欲しい、いつか良くなって欲しい、この気持ちのまま状況を保留し続けた結果もうどうしようもなくなってからようやく動く、この悲惨な状況を何度も見てきました。本当にこれはもう止めましょう。塾に3ヶ月ほど通い、それで成績が変わらなければその後も変わることは無いと言えます。その現実を受け止め、改善するための方法を検討すべきです。

以上の3つが私が考える、早いタイミングから家庭教師を付けるほうが良い理由です。
では早いというのは具体的にどのタイミングと言えるでしょうか。

家庭教師を付けるタイミング(4年生以降の時期で)

ベスト

入塾後すぐです。もちろん、塾だけで完結し完走するのであればそれが最善と言えます。それが可能かどうかを見極めることは下記のポイントを見ることです。
・入塾後3ヶ月成績が上がらない
・家庭の志望校と成績が大きく乖離している(10以上の差)
上記の2点を考え、子供の現状が難しいと判断するのであればそのタイミングがベストです。

ベター

5年生になる際です。つまり4年生の2月からですね。

これは中学受験の内容が5年生から大きく本格化されていくことが関わります。この変化に合わせて、遅れを取らず進めていくことは子供の負担が少なくて済むギリギリのタイミングと言えます。

算数の単元の意味合いからのギリギリのタイミング

算数の科目だけの観点で言うと5年生の夏期講習以降です。

これは、5年生の後期からの算数の内容が受験レベルの基礎を学んでいくからです。
ここがグダグダの形になっている状態で6年生から立て直しを依頼されることがとても多いのですが、本当に厳しいです。算数の科目として、本当にギリギリのタイミングはこの5年生後期の内容から正しく学習することです。

イメージとしては建物などの建築と同じです。土台に穴が空いている状態で建物をどう上手く建築しようとしても絶対に上手く行かないです、5年の後期の内容がしっかり定着していないというのはこういう状態です。

また算数の成績が下がっていくターニングポイントとして、5年生に上がってからや5年生後期からが有名な理由は上記のような内容が関係しているからです。

上手くいくためには

現在の中学受験に臨む家庭では、家庭教師を付けていることは多く見受けられます。しかし、ほとんどの家庭はあまり上手く行っているとは言えない状況です。これは家庭教師の選び方が間違っているからです。ですが正直に言うと、この選択を確実に間違えずに正解を得ることは非常に難しいです。

絶対に選んではいけない選択

まず、絶対に選んではいけない選択です。それは多店舗展開している個別指導塾や家庭教師紹介センターです。
私自身の経験でも、家庭教師や集団授業講師の中でも皆が口を揃えて良かったことを見たことがありません。まず基本的にあてがわれる人材は大学生アルバイトが関の山です。その時点で選択肢から外しましょう。
これで上手くいくのは大学受験ぐらいだと思います。選ぶのは止めましょう。

まだ可能性が高い選択

下記のようなケースであればまだ可能性は高いかもしれません。
①少数校舎のみの中学受験専門個別塾
責任者が講師である家庭教師紹介センター

①についてですと、まず校舎数は少数になります、これは鉄則です。これだけだとただの地域塾と区別がつきませんが、塾が中学受験専門であり生徒数と実績に可能性が持ってれば少数精鋭の塾であるケースがあります。個人的には個別指導の塾に通うよりは家庭教師の方が時間効率が良いと思いますが、上手くいくケースも話としては聞いています。

②については、一般的な家庭教師紹介センターなどでも優秀な家庭教師がいないわけでは無いと思いますがそれは砂漠の中で一粒の金を見つけるぐらい難しいことだと思います。
それは大多数の家庭教師紹介センターの役割は登録している講師を申し込んできた家庭に回すということだけだからです。
そうではない紹介センターの可能性としては責任者が講師、教えている人間であればまだ救いはあるかもしれません。正直、本当に限られた所でしかないとは思いますが。

一番重要な要素

最も重要な要素は絶対に講師の指導力です。指導する人間が必要な指導を行えなければ、目的を達成できないことは当然と言えます。

それを客観的に判断する基準は明確には無いため、見分けは難しいですが最低でも下記の3点を確認しましょう。
①講師の経歴
②講師の方針
③具体的な方法論

簡単にそれぞれのポイントを説明致しますと
①講師の経歴
まず、最低限中学受験を専門としている集団塾の経験が無ければマズいです。
その上でその講師がそこでどういったコースを担当していたかです。意外に保護者がご存知ないこともあることは、6年生を担当したことの無い講師も普通にいます。

②講師の方針
指導力の無い講師はこういった方針というようなものを持っていないことが大多数です。
まだ未熟な小学生を相手にする際に、講師側が一体どういう考えで中学受験に臨むのかを持たずに相対しても結局は子供には上滑りしてしますだけです。

③具体的な方法論
上記と同じく、指導力の無い講師は方法論を持たず『頑張りましょう』や『何とかなります』などの一見ポジティブに思える言葉しか出てきません。何をどのようにどれぐらい行い、どうなっていれば目的が達成できるのかを講師の口から出てこないのであれば改善は難しいでしょう。

こういったポイントを踏まえた上での指導が結果に結びついていくため、指導力を測ることに繋がります。

まとめ

何故早いタイミングから家庭教師を付けて改善をしたほうが良いのか

  • 習慣こそが最も重要だから
    だから早いタイミングで改善をした方が良い習慣を長く続けて結果をよく出来る
  • 子供の能力に大きな差は無いから
    だから習慣を改善できた子がより上位に上がっていくことが出来る
  • 塾に通うだけでは変わらないから
    現在の受験環境ではこういった内容に関して厳しく指導することは稀です
    何も注意されず嫌な思い・辛い苦労もなく受験を終えられると思うような甘い考えの家庭で無ければそのままでは無理だと理解されるはずです

上手くいくためのポイント

  • 多店舗展開している個別指導・家庭教師紹介センターは選ばない
    こういう場所に優れた講師は在籍していないから
    いたとしても見つけることは砂漠で一粒の金を見つけるようなもの、まずありえない
  • 自分で探す際に講師のPRで見るべきポイント
    ①講師の経歴→実績は嘘も多い、話半分で受け取ろう
    ②講師の方針
    ③具体的な方法論

結果の出せない子供もやり方を整えたならば出来るようになるのだと、私は経験上分かっています。しかし、そのやり方には困難さ・辛さも同時に内在するため、甘い考え方の家庭には嫌悪されるものです。受験業界がそれにおもねり、放置されたまま受験に送り出される状況に辟易し集団塾とは距離を置きました。それでも、家庭教師・個別指導の世界も同じなのかと思えることが多くあります。本当に自分の子供を中学受験、ひいては将来に繋げるように成長したいと保護者が考えるのであれば、甘言に騙されず現実と向き合っていきましょう。

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