中学受験において、合格を左右する科目である算数。武田が算数を指導する際にご家庭と約束してほしいことがあります。これは武田が一番救いたいと考えている子供たちを何とか救済するために必要なことのため、指導を依頼される際にはご納得の上頂きたく思っています。
①中学受験に本気で取り組む覚悟
本気で取り組む中学受験はとても過酷です。およそ小学生とは思えない異常な高難度の内容を理解し使いこなしていかなければなりません。これは子供が本当に中学受験に注ぎ込み、ようやっと達成できるかどうかが見えてくるレベルの過酷さです。まずこの中学受験に本気で取り組む覚悟をお持ち下さい。
中にはこういう意見を耳にする時があります、『本人がやれる範囲の学校に行ければ良い』と言うような。
失礼な言い方になりますが、この程度の気持ちならば中学受験に臨まれないほうが私は良いと思っています。中学受験は本気で取り組まなければ意味はありません。
私が算数で指導する内容で一番重要視することは『勉強の仕方』です。どう考え、どう学ぶことが最善であるかを身に付けることこそ最も重要な指導と考えております。だから、小手先のテクニックや安易な妥協案は指導致しません。
そのため、講師におんぶにだっこのような状態では無く、自分で考え自分で学習することを私は求め指導していきます。これは目的をしっかりと持ち、その目的に向かう覚悟が無ければ難しいです
そのため再度にはなりますが、まずご家庭が中学受験に本気で取り組む覚悟を持って下さい。子供も持てているならば最善ですが、中々難しいためまずはご家庭がしっかりと目的を持って下さい。目的に向かう覚悟があるならば、私が必ず道を作っていきます。
②受験は競争であることを忘れない
色々と耳触りの良い綺麗事を言う人が世の中にはいますが、受験というものの本質が『競争』であることは残念ながら否めません。これが良いか悪いかは論議があることだと思いますが、人が成長する際に競争というものが必要だということは必然だと私は思っております。
つまり、中学受験に臨む子供は甲子園を目指す野球部に入部していることと同じということです。決して運動不足を解消するための同好会に入ったわけでは無いのです。
では、競争であるということから何が重要なのかというのは結果を出さなければならないということです。結果が出ないのであれば、本人がどれほど努力をしたと言ってもそれは自己満足にしかならないシビアな世界だということです。これは小学生であろうとなんら変わりはありません。
しかし、幸いにして勉強というのは正しいやり方で適切な努力を行えば必ず結果に結びつきます。結果に繋がらない場合は絶対に何かの問題があるのです。競争の世界に臨む以上、このことから目を背けず子供と言えど常に問題を改善に向けて行かなければならないことをご家庭は覚悟して下さい。
そして、それは無目的なことよりも目的がはっきりと持てていることの方が格段に実行しやすいです。
③合格を目的の全てにしない
ご家庭は何のために中学受験を目指されるのでしょうか？
○○中に合格すること、もちろんそれは大きな目的だと思います。
では、何故その中学に子供を入学させたいのでしょうか？
それは、その学校に通うことが子供の将来に良い影響をもたらすことが出来るからと考えているからではないでしょうか。
つまり、中学受験の本当の目的は子供の将来のためであり、志望校に合格することはその目的を得るための一つの手段でしかないはずです。だから、手段でしか無い合格に固執しすぎないで下さい。
それよりも私が中学受験で重要だと思うことは『成長』です。
中学受験を通して子供が成長する、これこそが最も大きな中学受験の意義だと私は考えています。
成長を遂げることで、今後の人生に大きな光を灯してくれることは多くの卒業生から見えたことです。
もちろん、結果としての合格は得られたほうが良いことは否定致しません。
だから、子供が成長を遂げその結果で合格も得られる、これをご家庭でも最善で目指すべき目標とお考え下さい。
本気だからこそ見出だせる可能性
長年、小学生という未熟な年齡の子供を指導していて常々思うことがあります。それは、中学受験は能力ではなく家庭の本気度である、ということです。能力に差はあれどもトータルで言うと微々たるものです。しかし、家庭の本気度というものは本当に天と地ほど差を感じる瞬間があります。そして、それこそが私が指導する際に最も必要と考えているものです。
家庭が本気で中学受験に臨まれるのであれば、私は全力で道を作っていきます。
是非、本当に意味のある中学受験の成功を達成しましょう。
